ポトラッチ 17


レトリスト・インターナショナル・フランス・グループ情報誌────── 月刊
1955年2月24日

〔中略〕


●教育的価値(続き


声4 ───そのうえ、パラシュート部隊、憲兵隊、CRS〔共和国保安機動隊〕、航空部隊といった救援部隊は、いつでも正常化作戦に参加できる体勢で、重要拠点に展開し続けている。戦争担当省政務次官のジャック・シュヴァリエ氏は、この作戦は多くの時間と人員を必要とする可能性があると、昨日言明した。
声2(少女) ───残念! イギリスでは誰もが、王女さまは ───国家的理由で ───フランスのデザイナーのところで服をあつらえてはいけないことを知っています。5年前に、彼女はディオールでドレスを数着買ったことがありましたが、それは文字どおりのスキャンダルを引き起こしました。
声1 ───どのような幻想やしきたりを身にまとおうとも、王政は永遠の犯罪であり、人は皆すべからくそれに反対して立ち上がり、武器を取る権利がある。それは国民全体の無分別によっても正当化できないような侵害の1つである。
声4 ───人々を北極と南極に引き付けていたのは、どんな物質的利益でもなく、ただ、全地球を知りたいという無償の欲望にすぎなかった。全力を振り絞って、人間は、北極と南極に到達した。
声3 ───残されていたのはただ、周囲をすでに知っている大陸の内部を研究することだけだった。
声1 ───果物はたわわに実り、花は咲き乱れている。そして、このすばらしい自然のただ中で、原住民たちは屈託なくのんきに暮らしている
声4 ───フェラーガ〔北アフリカ武装パルチザン〕とは、誰のことか? どこから来たのか?  ───チュニジア人の幹部だちなのか? そう言われていたが……。トリポリ人だちなのか? だが、彼らは今や地元で新兵を集めている。それは疑いない。大半がカーキ色の制服のようなものを着ている。
声1 ───彼らは、遊びや歌や踊りが好きで、暖かいもてなしでよそ者を迎える。しかし、同時に彼らは大胆で、すばらしい船乗りでもある。
声3 ───われわれは事態を掌握したと、総司令官は公言する。支配は決して無邪気には行われない。

(続く)

『ポトラッチ』編集長 M・ダフ

パリ5区、モンターニュ=ジュヌヴィエーヴ街32番