偽物
われわれは、シチュアシオニストとはいかなる種類の関係も持ったことがないにもかかわらず、さまざまな目的から、あちこちでSIのメンバーとして通してきた者が何人もいることを、指摘するのが有益だと思う。
彼らの言うことを聴く者たちも、この種の訴えを耳にすれば最小限の不信の念を抱き続けようと思うであろうから、この者たちに警戒心を持たせるには、彼らが表現するであろう意見がどれほど貧しいものであるかを示すだけできっと十分なはずである。この事実は、ボルドー、グルノーブル、その他のところで、すでにわれわれに示されている。パリでは、ドミニック・フランジェという人物が12月頃に行動を起こした後、今度は4月に、クリスチャン・デカン*1、アラン・ギレルム*2を名乗る者たちが同じ役割を試してみたがほとんど誰からも支持されなかった。
念のために言うと、SIと接触するための唯一の手段は、われわれの住所(パリ、私書箱307−03)に手紙を書くか、それとも、われわれが同意して関係を維持している組織グループから紹介してもらうかの、どちらかである。十分な数のSIのメンバーの名前は、本誌の毎号で常に言及されている。この必要不可欠な検問が不要な者もいると主張する者は誰であれ、まさにその言葉によって虚言症患者か挑発者と名指されるだろう。注意せよ!