11項目のアムステルダム宣言採択にあたって加えられた訂正

 前号に発表されたアムステルダム宣言は、以下のような修正を経てミュンヒェン大会で採択された。
 第1項は、「(……)反動的なイデオロギーと勢力に対して、あらゆる機会を捉えて対決していかなければならない」に代えて、「シチュアシオニストは、文化において、そして、生の意味が問われるありとあらゆる場所において、イデオロギーと実践の反動的な体系(システム)に対して、あらゆる機会を捉えて対決していかなければならない」と読むこと。
 第3項は、「SIは、これらの芸術を改修しようとするいかなる試みに対しても、それを庇護することはできない」を「SIは、これらの芸術を反復しようとするいかなる試みに対しても、それを庇護することはできない」に代えること。そして、その続きに、「統一的創造こそが創造者としての個人を真に完成させることができるだろう」を追加すること。
 第9項の最後(「芸術上の手段と科学上の手段との連携は、両者の完全な融合にまで行き着かねばならない」)に、「芸術上の探究と科学上の探究は全き自由を持ち続けねばならない」を追加すること。
 第11項の最後の文(「状況の構築は、より自由な社会の遊戯として、また真剣さとして行われるのである」)を、「状況の構築は、より自由な杜会の遊戯であると同時に真剣さとして行われるのである」というように変えること。