2008-06-05から1日間の記事一覧

破壊と実現 ───ギー・ドゥボールと平岡正明、そしてフランツ・ファノン  by 平井玄 (『アンテルナシオナル・シチュアシオニスト』第2巻解説)

1、1969年のシュルレアリスム 「この手の文学主義者は何の役にも立たないな」───と、その連中を見ながら私は思った。彼らの黒いヘルメットには、”コントル・アタック”と赤ペンキで鮮やかにレタリングされていたからである。1970年の夏、場所は都内…